生活費（婚姻費用）がもらえない 財産を分けてもらえない方へ
担当：三宅弁護士
ジャンル：離婚
解決までの期間：1年6ヶ月
事例
- ■30代女性、夫と別居して数年経つがその間一切、夫から妻、妻と同居する子供達の生活費（婚姻費用）をもらっていなかった事例
- ■別居時に、財産のほとんどを夫に持って行かれた事例
- ■別居時の夫の財産が分からない事例
解決までの流れ・ポイント
すぐに、婚姻費用の支払いを求める調停を提起し、婚姻費用をもらえるようにして、生活の安定させました。
生活が安定した後、裁判の中で別居時の夫の財産を調査しました。給与明細等をヒントに預金や持株、生命保険、会社での積立金などが判明しました。
また、別居時から支払われていなかった生活費を請求しました。
成果
財産分与金、未払いの婚姻費用の一部を夫から支払ってもらう内容で離婚が成立しました。
担当弁護士からのメッセージ
別居してからの生活費をもらえていない場合には、速やかに婚姻費用の支払いを請求する必要があります。
その理由は、請求する前の部分と後の部分では、裁判所に婚姻費用の支払いを認めてもらうために必要な時間と必要資料が全然違うからです。ただし、請求する前の婚姻費用であっても諦めずに請求することで、一部を認めてもらえることもあります。
また、同居中に形成した財産は、離婚時に分与を請求できます。相手が持っている財産が分からない場合でも、持っている資料を手がかりに判明することもありますので、ご相談ください。